🌿第3話|ピルをやめた理由と、その後の体の変化

女性のからだとこころ

※このシリーズは私自身の体験をもとに書いています。記憶があいまいな部分もあるので、年齢や時期に多少の誤差があるかもしれません。ご了承くださいね。


ピルを飲み始めてから、体は明らかに楽になりました。
生理の痛みが和らいで、経血の量も落ち着き、肌の調子もどんどん整っていった。
ニキビが減って、毛穴も小さくなり、肌にハリが出たように感じました。
周期もぴったりで、毎月予定通りに生理が来る。
それまでの不安定さを思えば、本当に快適な数年間でした。


ただ、時間が経つにつれて少しずつ違和感も出てきました。
服用を始めて5〜6年ほどたった頃、体重がじわじわ増えていくのに気づきました。
同時に、足のむくみも気になるように。

当時は「年齢や食生活の変化かな」と思っていたけれど、
あとになって振り返ると、ピルの影響も少なからずあったのかもしれません。

PMSの症状も少しずつ変化しました。
頭痛が増え、生理前に悪夢を見ることが多くなり、夜中に何度も目が覚めるようになりました。
そしてある日、頭の奥で“プツッ”と血管がはじけたような、ズキンとした痛みを感じて。
検査では異常なしだったけれど、不安は残りました。


かかりつけの先生には「むくみはピルのせいではない」と言われましたが、
心のどこかで納得できず、他の病院でセカンドオピニオンを受けることにしました。
そこで言われたのは、
「気になるなら、一度やめてみてもいいと思いますよ」というシンプルな言葉。

それを聞いて、少し肩の力が抜けた気がしました。
“やめる”という選択をしてもいいんだ、と。
正解かどうかはわからなかったけれど、
自分の体をもう一度ちゃんと感じてみたいと思い、ピルをやめることにしました。


やめてから気づいたこともあります。
生理痛は再び強くなり、顎にニキビができるようになった。
経血の量も増えて、周期も少し長くなりました。
でも、むくみがすっと消えて、体が軽くなった。
体重も少し戻り、目覚めもすっきり。

そのとき残していたメモには、こんなことが書いてありました。


ピルをやめて感じたこと(個人的な記録)

デメリット
① 顎ニキビが再発
② 経血が増えた
③ 生理痛が少しつらくなった

メリット
・ むくみが消えて体が軽くなった
・ 体重が少し落ちた(半分は希望)


今思えば、ピルは私にとって必要な時期を支えてくれた存在でした。
でも、同じ方法をずっと続けるのではなく、
体の変化に合わせて「今の自分に合う方法」を見直すことが大切なんだと思います。


🌸次回は、ピルをやめたあとのセルフケアについて書いていきます。
漢方や温活、そして“自分の体と仲良くつきあう工夫”をまとめる予定です。